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第六十九番札所 七宝山 観音寺 

七宝山 観音寺(しっぽうざん かんのんじ)
●本尊/聖観世音菩薩
●真言/おん あろりきゃ そわか

69観音寺-山門25
●宗派/真言宗大覚寺派 ●開基/日証上人
●香川県観音寺市八幡町1-2-7
六十八番札所隣(納経所は同じところ)

神恵院と同じくこの寺も、日証上人によって琴弾八幡宮の
神宮寺として建立された。
68神恵院-仁王26
寺伝によると日証上人が八幡大菩薩を祀った際、その神船は
神功皇后ゆかりのものなので、皇后の像もあわせて祀ったという。
大同年間(806~810)には、唐から帰国した弘法大師がここを訪れ、
そのまま第七代住職になっている。
69観音寺-五菩薩25
大師は神功皇后は観世音の生まれ変わりとして
聖観世音菩薩像を刻みこれを本尊として安置し霊場と定めた。
そして寺号も観音寺と改め七つの宝を埋めたという。
七宝山の山号はこれに由来する。
69観音寺-本堂26
緑あふれる背景に朱塗りの柱が鮮やかな金堂とも呼ばれる本堂は、
簡素だが雅な雰囲気を醸し出す。国の重要文化財にも指定。
69観音寺-大師堂26
大師はこの寺を興福寺にならって伽藍を建立したという。
中本堂に聖観世音菩薩、西金堂に薬師如来、東金堂に
弥勒菩薩を安置していた。
69観音寺-旧本堂25
明治時代の神仏分離令により西金堂は神恵院の本堂に
なったが、2002年に神恵院の本堂の新築により現在は
薬師堂となっている。



noukyou-69.jpg

六十九番札所の納経

☆一口メモ/銭形砂絵
fudasyo-69-zenigata-nnn.jpg
琴弾公園の頂上から見下ろすと、砂浜に描かれた東西122m、
南北97mの巨大「寛永通宝」が見える。
寛永10年、藩主を歓迎するために領民が一夜で彫り上げたと
伝えられている。
銭形を見た人は長生きし、お金にも不自由しないとか・・・
(何度も見てるけどな~?!)


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第六十八番札所 七宝山 神恵院 

七宝山 神恵院(しっぽうざん じんねいん)
●本尊/阿弥陀如来
●真言/おん あみりた ていせい からうん


68神恵院-山門26
●宗派/真言宗大覚寺派 ●開基/日証上人
香川県観音寺市八幡町1-2-7
六十七番札所から約10km 徒歩約2時間
駐車場20台(無料)石段横

68神恵院-2
四国霊場の中で唯一、一つのお寺に二つの霊場がある。
仁王門も共通で「四国六十八番・六十九番霊場、
七宝山観音寺・神恵院」と書かれてある。
納経所も共通なので一度に二札所の納経ができる。
68神恵院-本堂内26JPG
二ヵ寺の大師堂の間にあるコンクリート造りの本堂と書かれた
階段を上がると、平成12年に新築された、こじんまりとした
きれいな本堂がある。
68神恵院-本堂26
琴弾山で修行をしていた法相宗の日証上人は、大宝3年(703)
八幡大菩薩をを乗せた神船が漂流したのを発見。
それを琴弾山頂に運び八幡宮を祀ったと伝えられる。
養老6年(722)には、行基がこの地をおとずれ、大同年間
(806~810)には弘法大師が訪れ八幡宮本地仏の阿弥陀如来を
描いて本尊とし、六十八番札所に定めたのが始まりとされる。
68神恵院-大師堂26
明治時代の神仏分離令により、阿弥陀如来を観音寺西金堂に移し、
神恵院として独立したため、一社二札所となった。

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六十八番札所の納経

☆一口メモ/宝物館
国の重要文化財に指定された寺宝を多く安置。
特に釈迦涅槃像は、涅槃図はよくみられるが彫刻の涅槃像は
日本では数少なく珍しい。
この像は、寄木白木造りで全長74cm、柔和で優美な姿は
藤原時代の作とされている。
これらの寺宝は普段は見ることができない。
寺の縁日である1月と8月の16日のみ宝物館の扉が開かれる。

蘶蘶園(ぎぎえん)
68神恵院-庭25
書院の背後にある山の斜面を利用した回遊式日本庭園で、
ツツジの名所として有名。
仏説では、この世は八つの山と八つの海から成り、その中心に
あるのが須弥山とされているが、 庭園の上方に高く突出している
巨岩は、その須弥山を模したものと言われている。




第六十七番札所 小松尾山 大興寺 

小松尾山 大興寺(こまつおざん だいこうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おんころころ せんだり まとうぎ そわか


67大興寺-山門26
宗派/真言宗善通寺派 ●開基/弘法大師
香川県三豊市山本町辻4209
六十六番札所から約10km 徒歩約3時間
駐車場40台(無料)石段横

周りにのどかな田園風景が広がり、地元では「小松尾さん」と
親しみを込めて呼ばれている。
67大興寺-木26
仁王門をくぐると、樹齢1200年あまりといわれる弘法大師
植えたとされる「カヤ」と楠の大木が出迎えてくれる。
嵯峨天皇の勅願で、弘仁13年(822)に弘法大師が、熊野三所
権現鎮護の霊場として再建したと伝えられる。
67大興寺-本堂26
しかし、その歴史は古く、境内からは奈良時代のものを示すものが
出土している。
67大興寺-大師堂26
最盛期には真言宗と天台宗の二大宗派によって管理され、真言24坊
天台12坊が並ぶ修行の道場として栄えたという。
その名残が、本堂の左に大師堂、右に天台大師堂として今も残る。
67大興寺-地蔵26
しかし、天正年間(1573~1592)の兵火で焼失。江戸時代の
寛文年間に(1661~1673)に再建されたという。
67大興寺-松26JPG
境内には縁起物としてお遍路さんがお守りにする松の木がある。
幹や枝の表面からも松葉が茂り「三鈷(さんこ)の松葉」として
あがめられている。「ご自由にお取りください」と箱の中に松葉が
収められているのがうれしい!

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六十七番札所の納経

☆一口メモ/天台大師堂
67大興寺-天台26
中国の天台宗第三祖天台大師智顗(ちぎ)を祀る。
中に納められている大師座像は、彩色を施した檜の寄木造りで
鎌倉時代の作。
天台大師の古い像は全国でも少なく、県の文化財に指定されている。

仁王門
67大興寺-仁王ん26
仁王門の金剛力士像は運慶作といわれ、高さが約3mもあり、
四国の寺院の中では最大級。
量感あふれる線は力強く、鎌倉時代特有の動きで、その迫力は
見るものを圧倒する。県の文化財にも指定されている。 

第六十六番札所 巨鼇山 雲辺寺 

巨鼇山 雲辺寺(きょごうざん うんぺんじ)
●本尊/千手観世音菩薩
●真言/おん ばざら たらま きりく


66雲辺寺-山門25
●宗派/真言宗御室派 ●開基/弘法大師
徳島県三好市池田町白地763-2
六十五番札所から約25km 徒歩約7時間
ロープウェイ約7分(2000円)
駐車場500台(無料)ロープウェイ乗り場

標高900mを超える香川と徳島の県境をまたぐ四国山脈に位置する。
寺は徳島側にあるがルート上は讃岐の打ち始めとなる。
66雲辺寺-県境25
学僧が集まり学問道場として栄え「四国高野」とも呼ばれた。
札所の中でも一番高いところにあり、最大の難所とされてきた。
66雲辺寺-本堂26
しかし、今ではロープウェイ約7分で山頂駅に着く。
延歴8年(789)弘法大師が16歳のころ、この山を訪れ
霊山の趣に心うたれ、一夜にして堂宇を建立。
66雲辺寺-おむかえ25
その後嵯峨天皇の勅願により本尊の千手観世音菩薩を刻み安置。
仏舎利(お釈迦様の遺骨)と毘盧遮那法印(びるしゃなほういん)を
山中に収めて開基したと伝えられる。
本尊の千手観世音菩薩は、重要文化財に指定されている。
鎌倉時代には関所の役割も兼ねた大寺院であったという。
66雲辺寺-護摩堂26
また、戦国時代には土佐の長宗我部元親が訪れ、
四国統一の野望を住職に打ち明けたが、土佐の国づくりに
専念するよう説かれた。という話もある。
66雲辺寺-大師堂25
一年を通して下界よりも5~10度も気温は低く、
シーズン遅れの花や紅葉が素晴しく、特に石楠花と紫陽花は見もの!
また、冬の雪景色は南国四国とは思えないほどだ。

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六十六番札所の納経

☆一口メモ/おたのみなす
66雲辺寺-なす26
なすの花は無駄なく実になるという諺から、「なす」と「成す」を
かけたもの。ブロンズ製のなすの形をした腰掛に座って
「おたのみなす」と願をかければ願いが叶うかも?
なすをかたどった絵馬や、なす守りもある。

五百羅漢
66雲辺寺-羅漢25
釈迦の入滅を悲しむ羅漢像500体が、涅槃釈迦如来を中心に
並んでいる。その表情は一体ごとに異なり、迫力がある。
(羅漢の説明は、第5番札所地蔵寺の記事を参考に・・・)

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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました