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第六十一番札所 栴檀山 香園寺 

栴檀山 香園寺(せんだんさん こうおんじ)
●本尊/大日如来
●真言/おん あびらうんけん ばざら だどばん


61香園寺-入り口25
●宗派/真言宗単立 ●開基/聖徳太子
愛媛県西条市小松町南川甲19
六十番札所から約10km 徒歩約4時間
駐車場100台(無料)寺入り口

この寺でまず驚かされるのが本堂(大師堂)。まるで体育館か
コンサートホールと見間違うようなモダンな鉄筋コンクリート
造りの建物が正面に見える。昭和51年に建てられた建物で、
1階が大講堂、2階が本堂と大師堂になっている。
四国霊場の他の札所とは趣がまるで違う現代感覚?の寺だ。
61香園寺-本堂26
1階正面からもお参りできるが、横の入り口から2階に入ると
巨大な大日如来(本尊)と不動明王、子安大師がまつられている。
61香園寺-本堂口26
この寺の歴史は古く、用明天皇(585~587)の病気平癒を祈願して
聖徳太子が創建したという。この時、金衣白髪の翁が飛来、
本尊の大日如来を安置したと伝わっている。
天平年間には行基が、大同年間(806~810)には弘法大師が訪れた。
大師がこの地で難産で苦しむ女性に、栴檀の香をたいて祈願すると、
玉のような男の子が誕生したという。
そこで大師は栴檀の香を焚きながら、安産・子育て・お身代わり・
女人成仏の四請願と秘法を伝えて四国霊場に定めたという。
栴檀山の山号はこの由来によるものとか・・・。
fudasyo-61-honzon2-nn.jpg
その後、寺は隆盛したが天正の兵火で焼失。
大正2年に再建された。大正時代初期には子安講を創始。
現在でも安産・子育てに霊験あらたかな「子安大師」として有名。
建物の中には、この寺のご利益で子宝に恵まれた人から
奉納された「赤ん坊」の写真が飾られており、おもわず笑顔が出てくる。
※この寺は札所で唯一、本尊と子安大師の2種類のお御影が渡される。
61香園寺-山頭火26
参道から境内へと続く道沿いに山頭火の句碑がある。
漂泊の俳人になった気持ちでどうぞ・・・。

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六十一番札所の納経

☆一口メモ/子安大師像
61香園寺-子安大師26
大聖堂の前に立つ子安大師像は、背中にゴザを背負い
右手に錫杖を持ち、左手に赤ちゃんを抱かれた姿。
優しさいっぱいで、安産・子育てに信仰を集めている。
61香園寺-子安26


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第六十番札所 石鉄山 横峰寺 

石鉄山 横峰寺(いしづちさん よこみねじ)
●本尊/大日如来
●真言/おん あびらうんけん ばざら だどばん


60横峰寺-全景26
●宗派/真言宗御室派 ●開基/役行者小角
愛媛県西条市小松町石鎚甲2253 
五十九番札所から約30km 徒歩約8~10時間
駐車場60台(林道通行料込み1800円)
境内まで徒歩10分

西日本最高峰の石鎚山(1982m)の中腹に建つ横峰寺は、
深い山の中にあり、四国霊場中3番目の標高(750m)を誇る。
60横峰寺-本堂26
かつては、四国霊場最大の難所と言われていたが、
昭和59年に林道(有料)が開通。駐車場も整備され、
麓から登山専用のマイクロバスも運行している。
駐車場からは500mほどの山道だが、
緑あふれる深山の自然が満喫できる。
また境内は、石楠花の名所として名高い。
60横峰寺-石楠花226
白雉2年(651)に、役行者(えんのぎょうじゃ)が石鎚山の星が森で
修行中に蔵王権現のお姿を見て、その姿を石楠花の木に刻んで
安置したのが始まり。後に行基が訪れ、大日如来を刻み胎内に
役行者が刻んだ像を納め本尊として祀ったといわれる。
60横峰寺-大師堂26
大同年間(806~810)には弘法大師が星が森で、厄除け星供の法を
納め、結願の日に役行者と同じく蔵王権現のお姿を見られたという。
そこで諸堂を整えて第六十番札所に定めたという。
明治時代初期の神仏分離令で石鎚山西遥拝所横峰社となったが
明治42年(1909)に横峰寺に戻った。
60横峰寺-地蔵26
本堂はどっしりとした風情の、神社風の権現造り。
堂内には「神も仏も有り難いのは同じである」と説いた
弘法大師の教義そのままに、左右大臣をまつっている。
また、狛犬も一対ある。
大師が修行をした「星が森」は山門から500mほど上にあり
そこから見える石鎚山系の景色は素晴しい!


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六十番札所の納経

☆一口メモ/妻白大明神
60横峰寺-稲荷26
寺に続く参道の途中にあり、豊作・商売繁盛・延命息災・
家運隆昌など諸願を叶えてくれるという。

仁王門
60横峰寺-山門26
本来の参道(昔からの遍路道)を行くと、緑の木々の中に
古いが堂々とした造りの仁王門がある。
今は、駐車場が反対方向にあるのでここを通ることはないが
造りも立派で見ごたえがある。ぜひ見ておきたい。


第五十九番札所 金光山 国分寺  

金光山 国分寺(こんこうざん こくぶんじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


59国分寺-入り口26
●宗派/真言律宗 ●開基/行基
愛媛県今治市国分4-1-33
五十八番札所から約6km 徒歩約2時間
駐車場15台(200円)門横

国分寺は聖武天皇の勅願により全国に建立された。
四国にも各県に一ヵ寺ずつあり、いずれも四国霊場となっている。
伊予の国分寺は天平13年(741)に行基が開基したもの。
59国分寺-本堂26
後に弘法大師が訪れ、この地に長く留まり五大尊の絵像一幅を
描いて安置し、四国霊場に定めた。
59国分寺-大師堂26
天慶2年(939)に藤原純友の乱で焼失。国主の援助で再興するが
元暦元年(1184)の源平合戦で再び焼失。貞治3年に三たび焼失。
その後も焼失と復興を繰り返し、現在の本堂は寛政年間に建立されたもの。
59国分寺-鐘楼25
なお、創建当時の寺は、現在の場所から100mほど離れたところにあり
13個の巨大な礎石が残っていて、国の史跡に指定されている。
ちなみにこの礎石が支えた七重塔は、約60mの高さであったという。


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五十九番札所の納経

☆一口メモ/握手修行大師・薬壺(やっこ)・七福神
59国分寺-握手26
大師像と握手しながら祈れば、願いが一つ叶うといわれている。
「願い事は一つにお大師さんも忙しい・・・」はユーモラス!
また大師像の右隣には、黒光りの大きな壺が置かれている。
健康を願い、ご真言を唱えながらなでると「病気平癒」に向かうという。
59国分寺-七福神26
隣にある愛嬌たっぷりの七福神にも癒される。

唐椿
境内には伊予十大名椿の唐椿があり、開花時には菊にも似た
大輪の花が、訪れる人々の心を和ませてくれる。
桜の後の4月中旬ごろが見ごろとか・・・。

第五十八番札所 作礼山 仙遊寺 

作礼山 仙遊寺(されいざん せんゆうじ)
●本尊/千手観世音菩薩
●真言/おん ばさら たらま きりく


58仙遊寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/越智守興
愛媛県今治市玉川町別所甲483
五十七番札所から約3km 徒歩約50分
駐車場25台(400円)境内すぐ

車で登っていくと新しい山門があるが、これは子息の菩提を
とむらうためにある夫婦が建立したものだそうだ。
歩き遍路はこの山門より寺へと入って行く。
58仙遊寺-本堂26
天智天皇の勅願により国守・越智守興(おちもりおき)が建立。
この寺の本尊の千手観世音菩薩は、天智天皇の守護仏で
龍女が一刀三礼(一刀刻むごとに三度礼拝)で刻んだという。
作礼山の名はここからつけられたという。
58仙遊寺-鐘楼25
その後「阿坊仙人」という僧がこの地で修行し、諸堂を整えた。
しかし仙人は雲と遊ぶが如く突然消えたという。
この話はいつの間にか人々の口から口へと伝えられ、
いつの間にか寺の名は「仙遊寺」になったという。
58仙遊寺-大師堂26
平安時代になって荒廃した寺を、弘法大師が再建した。
明治時代には宥蓮(ゆうれん)上人という高僧が山主となり
信仰を集めたという。境内には宥蓮上人を供養する
五輪塔が建立されている。
58仙遊寺-不動25
寺は標高300mの作礼山の山頂にあるので、眺めは素晴しく
今治市外や瀬戸内海の島々が一望できる。

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五十八番札所の納経

☆一口メモ/八十八ヵ所御砂踏
58仙遊寺-お砂ふみ26
境内の片隅には大師像があり、その周りには四国霊場一番から
八十八番までの本尊の石仏が並んでいる。
大師像や石仏の醸し出す風情も趣がある。
全霊場をお参りできない人は、ここでじっくりとお参りしよう。


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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました