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第四十番札所 平城山 観自在寺 

平城山 観自在寺(へいじょうざん かんじざいじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


40観自在寺-山門26
●宗派/真言宗大覚寺派 ●開基/弘法大師
愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城2253-1
三十九番札所から約30km 徒歩約7時間30分
駐車場20台(無料)仁王門横

大同2年(807)、51代平城天皇の勅願所として弘法大師が
開基したと伝わる。山号の平城山は平城天皇にちなんだもの。
40観自在寺-本堂25
その時、大師は一本の霊木から本尊の薬師如来、脇侍の
阿弥陀如来と十一面観世音菩薩像の3体を刻み安置したという。
40観自在寺-心経宝塔25JPG
天皇家から庶民までの広い階級から信仰を集め、日本に4箇所の
鎮守の一つでもあったという。特に平城天皇、嵯峨天皇は行幸され
一切教と大般若経を納められたという。
40観自在寺-八角堂25
その後、宇和島藩主・伊達宗利の勅願所となった。
伊予の国(愛媛県)での打ち始めの寺に当たる観自在寺は、
一番札所霊山寺から直線距離で一番遠い場所にあることから
「四国霊場の裏関所」と呼ばれている。
40観自在寺-大師堂25
本堂は昭和34年に火災により全焼したが、
昭和39年に大師創建時の姿に再建。
大師堂は平成5年に改築され、回廊には四国霊場八十八ヵ寺の
「お砂」が敷き詰められており、大師堂の周りを歩くと、
四国霊場のお砂巡りができる。


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四十番札所の納経

☆一口メモ/総欅造りの山門
火災などで古い建物があまり残っていない中で、
総欅造りの山門は約200年前に建立されたもので、
威風堂々としたたたずまいを見せている。
仁王像は下久家の大工の作、額は高野山401世座主の筆によるもの。
40観自在寺-干支26
天井にある十二支の方位盤は特に有名。

栄かえる
40観自在寺-25
仁王門から本堂への途中に、なんともユーモラスな
3匹のかえるの石造がある。
願いを込めてこれを撫でると、「親子孫と三さかえる」
「お金がかえる」「福がかえる」「病気が引きかえる」などの
ご利益があるといわれている。

八体の石像
40観自在寺-八仏25
門をくぐると8体の石像が見える。
これらの像は、十二支守り本尊の八体仏と呼ばれ、東西南北
および北東、北西、南東、南西の八方位の守護仏とされる。

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第三十九番札所 赤亀山 延光寺 

赤亀山 延光寺(しゃっきざん えんこうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


39延光寺-山門26JPG
●宗派/真言宗豊山派 ●開基/行基
高知県宿毛市平田町中山390
三十八番札所から約60km 徒歩約20時間
駐車場70台(無料)山門下

聖武天皇の勅願をうけ、神亀元年(724)に行基が開基。
行基自らが刻んだ薬師如来を本尊とし亀鶴山施薬院宝光寺
と称していた。
39延光寺-本堂25
延暦14年(795)に弘法大師が訪れ、桓武天皇の勅願所として
日光・月光の脇侍を刻んで再建、四国霊場に定めたという。
39延光寺-大師堂26
中世に入り、大いに栄えたものの近世には衰退。
さらに明治時代初期の廃仏毀釈で一時は廃寺となったが、
ほどなく再興された。
石段を上ったところに風格のある山門がある。
広々とした境内には、本堂と大師堂のみが建つ。
39延光寺-大師25
裏山の木々をバックに、いずれもすっきりとした美しい姿で
修業の道場の締めくくりにふさわしいたたずまいを見せている。

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三十九番札所の納経

☆一口メモ/梵鐘
39延光寺-亀26
延喜11年(911)のこと、赤い亀が背中に乗せて
竜宮城から持ち帰り寺に納めたという梵鐘。
この伝説にちなんで、赤亀山延光寺と改められたという。
山門のそばに、その赤亀のユーモラスな像がある。
ただ、周りを見渡しても海はどこにも見当たらない?
実物は国の重要文化財になっていて、高さ33.3cm
口径23.5cmの銅製で県内では最古の物。
余談だがこの梵鐘は明治時代に県議会の合図に使用するため
県庁まで出張したという話も残っている。

眼洗いの井戸
39延光寺-目あらい25
境内の庭園の片隅にある「眼洗いの井戸」は、弘法大師
水不足に困っていた住民のために錫杖で地面をついたところ
霊水が湧き出たため、これを宝井水と名づけたという。
今も眼病に霊験あらたかな井戸水として信仰を集めている。

第三十八番札所 蹉跎山 金剛福寺 

蹉跎山 金剛福寺(さだざん こんごうふくじ)
●本尊/三面千手観世音菩薩
●真言/おん ばさら たらま きりく


38金剛福寺-2山門25
●宗派/真言宗豊山派 ●開基/弘法大師
高知県土佐清水市足摺岬214-1
三十七番札所から約95km 徒歩約28時間
駐車場80台(無料)山門前

四国最南端足摺岬の突端にあり、南国ムードにあふれる。
前の札所からは約100km。これは札所の中では最長。
38金剛福寺-本堂26
山号の「蹉」も「跎」も「つまずく」を意味しており、
その難所ぶりがうかがえる。
38金剛福寺-境内25
弘仁13年(822)、嵯峨天皇が「補陀洛東門」(ふだらくとうもん)の
勅願を下し、千手観世音菩薩を刻んだ弘法大師が開いた。
補陀洛とは、インド南岸にある観音様の住む山のことで、
観音浄土として崇拝されている土地を表す。
この寺はその聖地の入り口の東門にあたる場所とされ、
代々天皇家の勅願所ととなった。また平安時代後期には
観音霊場として幅広い信仰を集めたという。
38金剛福寺-大師堂25
後には源氏一門とのつながりも深く寺運は大いに栄えたという。
その後一条家の庇護を受け土佐でも最大級の寺院へと発展した。
本尊の千手観音像は秘仏だが正月などにはご開帳されるとか・・・。
38金剛福寺-亀
本堂の前に可愛い亀の像がある。
弘法大師が亀に乗って海中の不動岩に
渡修行したという伝説にちなんだもの。
頭をなでながら祈念すると願いが叶うという。

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三十八番札所の納経

☆一口メモ/多宝塔
38金剛福寺-多宝塔25
源氏一門であった多田満仲が建立したものとされる。
現在のものは明治13年に再建されたもので高さは約19m。
多宝塔の後方には、和泉式部が自らの黒髪を埋めて供養した
逆修塔がある。

足摺岬の灯台
38金剛福寺-灯台25
高さ60mの断崖に立つ灯台は、光達距離38km。
これは日本最大級。
遊歩道を道なりに行けばすぐそばまで行ける。
海岸の景色は雄大で、対岸の室戸岬とはまた違った趣がある。
また椿の季節には(2月~)ヤブツバキが群生し、
遊歩道にも椿のトンネルができ楽しめる。

足摺七不思議
寺の周辺には遊歩道が設置されていて、その道沿いには
弘法大師の伝説が伝わる「足摺七不思議」が点在している。
それらを探しながら遊歩道を散策するのも楽しいかも・・・。
38金剛福寺-万次郎25
遊歩道の入り口にあるジョン万次郎(中浜万次郎)の像



第三十七番札所 藤井山 岩本寺 

藤井山 岩本寺(ふじいざん いわもとじ)
●本尊
/不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩
●真言
/不動明王・のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ
      まかろしゃだ そわたや うん たらた かんまん
/観世音菩薩・おん あろきりゃ そわか
/阿弥陀如来・おん あみりた ていせい からうん
/薬師如来・おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
/地蔵菩薩・おん かかかび さんまいえ そわか


37岩本寺-山門25
●宗派/真言宗智山派 ●開基/行基
高知県高岡郡四万十町茂串町3-13
三十六番札所から約55km 徒歩約12~14時間
駐車場12台(200円)山門より約20m先

天平年間(729~749)、聖武天皇の勅願により行基が開創。
当時は仁井田大明神の別当として福円満寺と称した。
37岩本寺-本堂25
後に弘法大師が訪れ、5社5ヵ寺を建立。
一の宮に不動明王、二の宮に観世音菩薩、中の宮に阿弥陀如来
四の宮に薬師如来、森の宮に地蔵菩薩を安置した。
37岩本寺-鐘楼26
その後兵火により焼失、再興や廃寺等を繰り返し、
明治22年に現在地で再興された。
本尊が5体あるため、それぞれのご真言を唱えなくてはならない。
37岩本寺-大師堂25

標高280mを超える四万十町の旧市街の中心部にあり、
仁王門を望む風景は門前町の雰囲気がある。
仁王門をくぐると静寂に包まれた境内が広がる。
37岩本寺-25
この寺には弘法大師にちなんだ「七不思議」の伝説が伝わっている。
①三度栗/大師の霊力で7回も花を咲かせ、3回も実る木。
②筆草/大師が使い古した筆を植えたところ、筆そっくりな草が生えた。
③桜貝/磯の貝が桜の花びらになったという。
④口無し蛭/大師が娘の血を吸った蛭の口を封じた。
⑤尻無し貝/人々が怪我をしないように巻貝のとがった部分を大師が除かれた。
⑥子安桜/難産の女性を見つけた大師が、桜の木で加持して安産させた。
⑦戸たてずの庄屋/盗難で困っていた庄屋のために大師が祈念した。
などで、中には現存するものもある。

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昭和53年に建立された本堂の天井一面には、575枚の絵が
描かれている。この絵はプロから素人まで約400名が描いたもの。
洋画・日本画・水彩画・ちぎり絵から、マジックペンやペンキで
描いたものなど種類もさまざま。
画題も、仏様からマリリンモンローまで多岐にわたっている。
今では、この寺の見ものになっている。

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三十七番札所の納経

☆一口メモ/歓喜天
37岩本寺-歓喜天25
平成8年に落慶したお堂は、木造で円形という珍しい建物。
本尊の歓喜天は、元はインドの神主だったが、
仏道修行の誘惑者として様々な悪事を働いた。
後に仏に帰依し、財宝の神様、博愛の神様として信仰を集める。
商売繁盛・夫婦円満・子授け祈願・病脳祈願・盗難退散・
財宝成就の信仰の対象として有名。



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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました