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第二十六番札所 龍頭山 金剛頂寺 

龍頭山 金剛頂寺(りゅうずざん こんごうちょうじ)
●本尊/薬師如来 
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


26金剛頂寺-山門26
●宗派/真言宗豊山派 ●開基/弘法大師
高知県室戸市元乙523
二十五番札所から約5km 徒歩約1時間40分
駐車場30台(200円)山門前

岬の高台、鬱蒼とした森の中にある金剛頂寺
「東寺」と呼ばれる最御崎寺に対して、「西寺」と呼ばれている。
この寺は弘法大師が草創した最初の寺といわれる。
雰囲気のある山門をくぐると正面に本堂が見えてくる
26金剛頂寺-本堂26
大同2年(807)、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が密教の
道場として開基した。
26金剛頂寺-風景25
その後嵯峨天皇、淳和天皇の勅願所として栄えたが
文明11年(1479)火災のため堂宇を焼失した、しかし
すぐに再興され、文明18年にはが本堂が建立された。
平安時代には現在の室戸市の大部分を寺領とするが、
明治32年に再び火災に遭い現在の堂宇はそれ以降に
再建されたもの。
26金剛頂寺-大師堂25
本尊の薬師如来は弘法大師の手によるもの。秘仏だが、
毎年12月31日~翌年1月8日まではご開帳されている。

26金剛頂寺-天狗25
大師堂には「天狗問答」の銅版レリーフと解説がある。
19歳の大師が、問答を挑んできた天狗を論破して
足摺岬西方に追い払った。そして自らの姿を大木に刻んだ。
大師堂が足摺岬の方を向いているのは、その天狗を監視
するためだという。
毎年旧暦の3月21日にのみ弘法大師像がご開帳される。

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二十六番札所の納経

☆一口メモ/一粒万倍の釜
26金剛頂寺-釜25
大師堂の横のある一粒万倍の釜は、大師が3合3勺の米を
入れて炊いたところ、万倍にも増え飢えた人々を救った
という伝説を持つ。

ガン封じの椿
26金剛頂寺-椿26
一粒万倍の釜の傍らに、根元からこぶだらけの椿の木が
葉を茂らせていた。こぶの一つ一つが「仏の顔に見える」と
合掌するお遍路も多かったという。「椿寿(ちんじゅ)」という
長命を意味する言葉もあり、つばきの長命にあやかった
縁起木で「ガン封じの椿」と呼ばれていたが、今は可愛い
二代目(?)が葉を茂らせている。



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第二十五番札所 宝珠山 津照寺 

宝珠山 津照寺(ほうしゅざん しんしょうじ)
●本尊/楫取地蔵菩薩
●真言/おん かかかび さんまいえ そわか


25津照寺-山門26
●宗派/真言宗豊山派 ●開基/弘法大師
高知県室戸市室津2644
二十四番札所から約6km 徒歩約2時間
駐車場なし(港の広場に駐車可・無料 寺まで3分くらい)

室津を一望にする高台に建つ。地元では「津寺」(つでら)と
親しみを込めて呼ぶ。津照寺は最御崎寺・金剛頂寺と並んで
「室戸三山」の一つである。
25津照寺-2本堂23
小さな山門をくぐると、本堂に向かう125段の急傾斜の
石段があり、その途中に朱塗りの鐘楼門がある。
25津照寺-鐘楼門25
大師が海の安全と大漁を祈願して延命地蔵菩薩を刻み安置した。
本尊は延命地蔵菩薩だが、別名「楫取地蔵(かじとりじぞう)」
25津照寺-地蔵26
これにはこんなエピソードがあるという。
土佐藩主山内一豊がこの沖で暴風雨に襲われた時、
どこからか一人の僧が現れて楫を取り、港に導いた。
一命を取り留めた一豊がこの寺を参拝すると、
本尊の延命地蔵菩薩がビショビショに濡れていたという。
以来、漁民や船乗りの信仰が篤いという。
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近年は夫婦円満・家内安全に御利益のある本尊として
信仰を集めている。この本尊は50年に一度開帳される
秘仏となっている。
境内から眺める景色は素晴らしく、深い緑の向こうに見える
室戸の海や港が、爽快な気分にしてくれる。

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二十五番札所の納経


☆一口メモ/鐘楼門
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本堂に向かう石段の途中にある門は、「仏の灯台」と呼ばれ
鮮やかな朱塗り。周囲の深い緑と絶妙のコントラストを見せる。
遠くからでもよく見え、この寺のシンボル。
石段の途中にあるのでここで一息つくのもいい。      

第二十四番札所 室戸山 最御崎寺 

室戸山 最御崎寺(むろとざん ほつみさきじ)
●本尊/虚空蔵菩薩
●真言/のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃま ぼり そわか


24最御崎寺-山門25
●宗派/真言宗豊山派 ●開基/弘法大師
高知県室戸市室戸岬町4058-1
二十三番札所から約75km 徒歩約19~21時間
駐車場50台(無料)門前

太龍ヶ岳(太龍寺)で100日の修行を積んだ19歳の弘法大師は、
御厨人窟(みくろど)で難行苦行を重ね悟りを開いた。
大師はここで見た空と海の美しさに感銘して
空海」を名乗ったともいわれている。
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(写真は御厨人窟。室戸岬東側にある)

その後、唐から帰った大師が嵯峨天皇の勅命願で
再び室戸を訪れ、虚空蔵菩薩を刻んで建立した。
24最御崎寺-本堂25
その後も歴代天皇から厚い信仰を受け、足利尊氏は
ここを土佐の安国寺として利生塔を置いた。
落雷火災に遭い堂宇を焼失したが、元和年間(1615~1624)には
土佐藩主・山内忠義公の援助で最勝が再興した。
24最御崎寺-大師堂25
風格を漂わせる山門をくぐり境内に入ると、左手に土俵、
右手には十一面観音像。更に進むと、左手には大師堂、
右手には慶安元年(1648)竣工の鐘楼堂(現在は使われていない)
そして正面に風格のある本堂がある。
24最御崎寺-多宝塔25
南国の緑あふれる境内。そして空と海。
その眺めは素晴らしいの一語に尽きる。
24最御崎寺-空26


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二十四番札所の納経

☆一口メモ/鐘石
24最御崎寺-石25
境内の中央付近にあり、叩くと鐘のような高い音がする。
この音は極楽浄土まで届くとされ、弘法大師の七不思議に
数えられている。
長年多くの人が叩いたせいか、その部分がくぼんでいる。

鐘楼堂
24最御崎寺-古い鐘25
慶安元年(1648)に土佐藩主・山内忠義公によって寄進された。
除夜の鐘の名所?として知られ何度もTV中継されたが
昭和59年に新しい鐘楼堂が建立され現在は使われていない。

室戸岬の灯台
24最御崎寺-灯台26
寺から歩いてすぐ。
手が届くかのような近くで見ることが出来る。
また、ここから見る海の景色は雄大!

         

第二十三番札所 医王山 薬王寺 

医王山 薬王寺(いおうざん やくおうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


23薬王子-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/行基
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
二十二番札所から約23km 徒歩約6~7時間
駐車場50台(無料)門の前

亀神3年(726)、聖武天皇の勅願により行基が建立。
23薬王子-本堂26
その後、弘仁6年(815)に弘法大師が平城天皇から
民衆の厄除け祈願寺を開くようにと勅命を受け、
本尊の薬師如来を刻んで安置し、厄除けの根本祈願寺とした。
23薬王子-大師堂26
平城、嵯峨、淳和、鳥羽の各天皇等が厄除け祈願の為、
勅旨を遣わしたほか、後嵯峨天皇が伽藍を再建。
23薬王子-お堂26
藩政時代には蜂須賀家から寺領を賜るなど、多くの信仰を集めた。
嘉禄2年(1226)には土御門上皇が皇居として住まわれたという。
現在でも厄除けの寺として全国から参拝する人が後を絶たない。
23薬王子-大木26
幾度かの火災や兵火などで焼失・再建を繰り返したが、
現在の本堂は明治時代に再建されたもの。
本尊にまつわる伝説が残っている。
文治4年(1188年)の火災の時に本堂等は焼け落ちたが、
本尊は光を放って玉厨子山に飛び去り、本堂が再建され
新しい薬師如来を安置したところ、前の本尊が戻ってきて、
新しい像の後ろに座られたという。
堂内には2体の本尊(非公開)がまつられていて、前と後ろから
お参りするようになっていた。

23薬王寺-鳴門秘帖25
吉川英治の「鳴門秘帖」の舞台に、鳴門とともになった薬王寺
の門前には土産物店が軒を並べ、今も門前町の風情を残し、
全国から訪れる善男善女を出迎えてくれる。

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二十三番札所の納経

☆一口メモ/厄坂
23薬王子-還暦坂26
厄坂は3つあり、女坂33段、男坂42段そして還暦厄坂は61段。
石段の下には薬師本願経を一字ずつ書いた小石が
埋め込まれていて、踏むごとに厄が払われるという。
厄年の石段1段ごと賽銭を置きながら上がっていくのが
習わしとなっている。(一円玉への両替もしてもらえる)

 瑜祇塔(ゆぎとう)
23薬王子-2ゆぎ塔26
真言宗の経典である瑜祇経の教理を形に表わしたもの。
高さ29mの塔。地下は真っ暗な戒壇めぐりに、書画を展示。
1階は弘法大師の一生を著した高野大師行状図画を展示。
2階は展望台に幸せを運ぶという金色の亀が。
見学料は大人100円

厄災消除の鐘
23薬王寺-願い25
真言を唱えながら歳の数だけ鳴らすと、厄災が消えるという
ありがたい鐘。境内にあるので探してみては・・・。

第二十二番札所 白水山 平等寺 

白水山 平等寺(はくすいざん びょうどうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


22平等寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県阿南市新野町秋山177
二十一番札所(ロ-プウェイ乗り場)から約12km 徒歩約3時間
駐車場30台(無料)門の前

緑の広がる田園風景の中にある寺で、阿波の難所を打ち終えた
お遍路にとって、一服の清涼剤とも言える寺だ。
二体の赤い仁王像が見守る仁王門には、五色の幕がかかる。
22平等寺-仁王26
延暦11年(792)に弘法大師が開基したといわれるこの寺には
次のような伝説がある。
22平等寺-2本堂26JPG
大師がこの地を訪れた時、空中に五色の端雲がたなびき、
その中に現れた梵字が金色に輝き、薬師如来に姿を変え、
光明が四方に輝いたという。そこで加持水を求めた大師が
杖で井戸を掘ると、乳白色の水が湧き出した。
22平等寺-大師堂26
その霊水に沐浴し、100日間の修行の後に薬師如来像を刻み、
これを本尊として安置されたという。
22平等寺-不動堂26
そして、この乳白色の水によって人々が平等に救済されます
ようにと山号を白水山、寺号を平等寺と改めたと言われている。
22平等寺-天井25
本堂外陣には草花が描かれた天井画が見える。

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二十二番札所の納経

一口メモ/弘法の井戸       
22平等寺-弘法の井戸26
大師が杖で掘ったという井戸。
本堂へ続く男坂の石段登り口左手にあり、どんな日照りにも
枯れることなく、今でもこんこんとわき続けている。
大師が掘った時は乳白色の水だったが、現在では無色透明。
万病に効くという「弘法の霊水」として知られ持ち帰る人も多い。

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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました