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第十一番札所 金剛山 藤井寺 

金剛山 藤井寺(こんごうざん ふじいでら)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


11藤井寺-山門26
●宗派/臨済宗妙心寺派 ●開基/弘法大師
徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
十番札所より約9km 徒歩約2時間40分
駐車場30台(200円)寺門すぐ前の
ふじい旅館経営の駐車場を利用

見上げるような大きいワラジがぶら下がる山門をくぐると、
立派な藤棚が目に入る。
(残念ながら季節ではないので見ることはできなかったが・・・)
11藤井寺-本堂26
弘仁年間、弘法大師がこの地に立ち寄られ、現在境内の
ある所からさらに山中に入ったところにある八畳岩の上に
護摩壇を築き、金剛不壊の道場として17日間修行したと
伝えられてている。
11藤井寺-大師堂26
その後真言密教の道場として栄えたが、
天正年間に兵火で焼失。天保3年(1832)にも再び火災に
より堂宇をすべて焼失したが、弘法大師作といわれている
本尊の薬師如来は、2度の火災の難を逃れており、重要
文化財にも指定されている。この本尊には年号が記されて
おり、はっきりと造られた年号が分かっているものとしては、
四国霊場最古の仏像といわれている。
11藤井寺-鐘楼26
四国霊場には2ヵ寺だけ禅宗の寺がある。その一つが
この寺だ。(もう一つは三十三番札所雪蹊寺)
大師が開基なのになぜ「真言宗」でないのか?
それは、天正年間に兵火にあい焼失してしまった後、臨済
宗の南山禅師が入山し寺を再興し宗派を臨済宗に改めた為。
11藤井寺-弁財天26
境内には8本の手を持つという白龍弁財天を祀っている。
8本の手には蔵の鍵や、弓矢等様々なものを持ち、
金運や芸事、武術の上達などの願い事を叶えてくれるという。

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十一番札所の納経

☆一口メモ/天井の龍
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本堂の天井に描かれている雲龍は必見!
昭和52年に本堂を改修した時に、地元出身の林雲渓が
描いたもの。
30畳ほどの大きさがあり、その迫力には圧倒される。

藤棚
11藤井寺-藤棚25
境内に入って目に入るのは立派な藤棚。
大師お手植えの藤といわれ、紫のノダ藤、八重咲きで濃い紫の
レンゲ藤、ピンク、小豆色などのカラフルな藤の花が咲き競う。
見ごろは4月下旬からゴールデンウィーク中。
(残念ながら葉のみになっていました)         

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第十番札所 得度山 切幡寺 

得度山 切幡寺(とくどざん きりはたじ)
●本尊/千手観世音菩薩
●真言/おん ばさら たらま きりく


10切幡寺-山門25
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県阿波市市場町切幡字観音129
九番札所より約4km 徒歩約1時間
駐車場30台(無料)山門横と境内横の2ヵ所

寺の開創は古く平安時代。
弘仁6年に弘法大師が嵯峨天皇に奉請して寺を建立。
10切幡寺-本堂26
本尊は2体あり、弘法大師作の千手観音を南向きに
女人即身成仏の観音像を北向きに安置している。
この観音像にまつわる話が「切り幡の伝説」として残っている。
弘法大師が四国巡錫中にこの地方を訪れた時、衣が傷んで
いるので衣を繕うための布を機織の娘に求めると、織りかけ
の布を惜しげもなく切って差し出した。
10切幡寺-機織26
感激した大師が千手観音を彫り、娘を得度させ、灌頂(かん
じょう)をほどこすと、娘は観音菩薩の姿に変わったという。
この像は秘仏であるため公開されていない。
10切幡寺-坂25
「これより333段」と書かれたところより見上げると、石段が
森閑とした雰囲気の中をのびている。
これを上っていくと「女厄坂33段」「男厄坂42段」があり
その上が本堂などが並ぶ一角になる。
10切幡寺-大師堂26
ここからは、吉野川等が一望できる。




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十番札所の納経

☆一口メモ/大塔
10切幡寺-塔26
国の重要文化財に指定されている大塔。
豊臣秀頼が住吉神宮寺に寄進したものを、明治維新に神宮寺が
廃寺になったため当時残っていた西塔を買い取った。
明治6年から10年かけて移したもので、火災などから
免れた為、当時のままの姿を見ることが出来る。

第九番札所 正覚山 法輪寺 

正覚山 法輪寺(しょうかくざん ほうりんじ)
●本尊/涅槃釈迦如来
●真言/のうまく さんまんだ ぼだなん ばく


9法輪寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県阿波市土成町土成字田中198-2
八番札所より約2.5km 徒歩約40分
駐車場10台(無料)境内横

弘法大師により、現在地より3kmほど離れた谷間の地で
創建された。
以来寺は壮大な伽藍を誇っていたが、この地を襲った
長宗我部軍の兵乱の激戦区にあたり、境内は兵火により
すべて焼失。正保年間(1644~1648)に現在地で
「正覚山法輪寺」と名を改め再興。
9法輪寺-本堂26
本堂には、八十八ヵ所唯一と言われる珍しい寝姿の
釈迦如来像が祀られている。
この弘法大師の作といわれる「涅槃釈迦如来」は、釈迦が
クシナガラ沙羅双樹の下で入滅(亡くなられる)した際に、北枕
に顔は西向き、右脇を下にして寝ている姿を表わしている。
この寝相は「賢者の寝相」とも呼ばれ、安静を保つには最良
の形だとか・・・。その傍らには弟子たちや動物たちの嘆き
悲しむ像が置かれている。
残念ながら御開帳は5年に1度となっている。
9法輪寺-鐘楼26
他にも、三国伝導(インド・中国・日本)の仏とされている
薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来の三如来が祀られている。
9法輪寺-大師堂26
この大師堂の中には珍しい「大師御衣」が収められている。
明治天皇から提げ渡されたもので、一般公開はしていない。

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九番札所の納経

☆一口メモ/草鞋
9法輪寺 -足26
昔、杖なしで歩けない人が参拝に来た時のこと、参道の
真ん中で足が軽くなり、杖なしでも歩けついには完治した。
このため、現在でもたくさんの草鞋が奉納されている。
また、健脚祈願の願をかけた草鞋も売られている。

第八番札所 普明山 熊谷寺 

普明山 熊谷寺(ふみょうざん くまたにじ)
●本尊/千住観世音菩薩
●真言/おん ばさら たらま きりく


8熊谷寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県阿波市土成町土成字前田185
七番札所から約4km 徒歩約1時間10分
駐車場50台(無料)納経所横

豪壮な仁王門(四国霊場で最も高く13mもある)をくぐり
(駐車場からは仁王門を見ることはできない)
8熊谷寺-中門26
長い上り坂や階段を上っていくと中門があり、本堂は中門を
登った正面にある。さらに階段を登ったところにある大師堂
からは、徳島平野が一望できる。
8熊谷寺-本堂25
弘仁8年(817)弘法大師が修行している時に熊野権現が
出現し、「長く衆生済度の礎とせよ」と告げ、一尺八分の
金の観音像を授けた。そこで大師は等身大の千手観音を
刻み、その胎内に金の観音像を納めてこれを本尊として
安置したのが始まりといわれている。
昭和2年に火災に遭い、本尊と本堂を全焼。現在の本堂は
昭和15年に本尊を安置する奥殿と拝殿、昭和45年に
供養殿と本尊が再建された。
8熊谷寺-大師堂26
本堂の左手にある大師堂は宝永4年(1707)の建立。
安置されている大師像も永亨3年(1431)のものと歴史を
感じさせる。
8熊谷寺-大師像26
元禄年間にかけて堂宇が次々と建てられ、境内には歴史を
しのばせる建物が残っていて何とも言えない風情が漂う。

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八番札所の納経

☆一口メモ/多宝塔
8熊谷寺-多宝塔26
大日如来を中心に東に阿閼(あしゅく)如来、南に宝生如来、
西に無量寿如来、北に不空成就(ふぐうじょうじゅ)如来と
四方に四仏が祀られている。またこの多宝塔は四国地方
最古最大を誇る。(三間多宝塔で高さ20.7m)

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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました