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真言宗十八本山第十六番 長谷寺 

真言宗十八本山第十六番 
奈良大和路の花の御寺
長谷寺(はせでら)
長谷寺-

●宗派/真言宗豊山派総本山 
●本尊/十一面観世音菩薩 ●開基/道明上人

●奈良県桜井市初瀬731-1

正式名称は「豊山神楽院長谷寺
創建は8世紀前半の奈良時代とされるが、詳しい時期等は
不明である。寺伝によると朱鳥元年(686)道明上人が天武
天皇のため「銅板法華説相図」を初瀬山西の岡に安置した
のが始まりとされる。
その後、神亀4年(727)徳道上人が聖武天皇の勅願により、
本尊の十一面観音を東の岡に祀った。
長谷寺-本堂横
天正16年(1588)、豊臣秀吉により根来山を追われた新義
真言宗の門徒が入山し、同派の僧正専誉により真言宗豐
山派が大成された。現在、長谷寺は関係寺院3000ヵ寺を
有する真言宗豊山派の総本山として多くの人々の信仰を
集めている。
長谷寺-本堂コピー
本堂(国宝)は徳川家光の寄進により、慶安3年(1650)に建立。
入母屋造の正堂と礼堂からなる双堂(ならびどう)形式で、
前面に懸造り(舞台造り)の舞台が付く大建造物。
長谷寺-登廊
仁王門から本堂までは399段の登廊(のぼりろう)を上がる。
長谷寺-本道1
本尊の十一面観世音菩薩立像は、徳道上人が造立して以来、
度重なる火災により再造を繰り返してきた。
現在の像は天文7年(1538)大仏師運宗らによって造立された。
いわゆる「長谷式十一面観世音菩薩」と言われ、右手に数珠と
錫杖、左手に水がめを持って台座に立つ。
平成24年の特別拝観は10月20日~12月9日まで。
ご本尊観音様の御足に触れることができる。御足は長年に渡り
参拝者が結縁のために触れて黒光りしており、信仰の蓄積を
物語っている。高さ12m13cmの観音様は仰ぎ見ると本当に大きく、
その迫力と存在感には圧倒される。
長谷寺-五重塔1
広い境内には四季折々の花々が季節ごとに違う表情を醸し出す。
紀貫之が愛おしんだ梅、松尾芭蕉が楽しんだ桜。そしてあまりにも
有名な牡丹。夏には紫陽花が咲き乱れ、秋には本堂の舞台から
濃い色合いの紅葉が視界いっぱいに広がる。そして冬、シンシンと
聞こえるような雪の中に咲く寒牡丹と、一年を通じて境内を彩り
色とりどりの美しさを見せてくれる。


noukyou-長谷寺  ●長谷寺の納経

●一口メモ/長谷寺と西国霊場
長谷寺-法起院
道明上人の草創より三十数年後、長谷寺の修行僧であった
徳道上人は、重い病の中閻魔大王のお告げをうけた。「未だ
死ぬ時ではない。観世音の三十三ヵ所の霊場を作って巡礼を
勧めれば人々は幸せになるだろう」と・・・。
そこで上人は長谷寺に始まる三十三ヵ所の観音霊場を設け、
巡礼を推奨したが、人々は上人を信用せず、やむなく上人は
宝印を摂津中山寺に埋めたという。270年後の永延2年(988)に、
花山法皇がこの宝印を掘り出し、今日の三十三ヵ所を復興したという。

全国の長谷寺
十一面観音を本尊とし「長谷寺」を名乗る寺院は日本各地に
240寺程存在する。鎌倉の長谷寺などと区別するため「大和
国長谷寺」「総本山長谷寺」等と呼称することもある。

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真言宗十八本山第十五番 西大寺 

真言宗十八本山第十五番
東大寺に対する寺
西大寺(さいだいじ)
西大寺-山門

●宗派/真言律宗総本山 ●本尊/釈迦如来
●開基/常謄・孝謙天皇(勅願)

●奈良県奈良市西大寺芝町1-1-5

正式名は、勝宝山 四王院 西大寺
孝謙天皇の勅願により天平神護元年(765)に四天王像が
祀られ創建。護国のために四天王像を安置するのは、
「金光明最勝王経」に基づくものである。
この四天王像4体は、今も四天金堂に安置されているが、
像が足元に踏みつけている邪鬼だけが当時の物で像本体は
3体が鎌倉時代、1体が室町時代の物と言われている。
西大寺創建時は、道鏡が大きな力を持っており、西大寺
建立にあたっても道鏡の思想的影響が大きかったものと
推定される。
西大寺-四王金堂
西大寺の寺名は東大寺に対するもので、奈良時代には
薬師金堂弥勒堂・四天堂・十一面堂・東西の五重塔等が
立つ壮大な寺院だった。が平安時代には衰退し、火災や
台風などで多くの堂塔が失われ興福寺の支配下に入っていた。

鎌倉時代に、興正菩薩叡尊(こうしょうぼさつえいそん)
によって再興。室町時代の文亀2年(1502)の火災で大きな
被害を受け、現在の伽藍はすべて江戸時代以降の再建。
西大寺-本堂
明治28年(1895)に真言宗から独立し真言律宗を名乗っている。

※「西大寺末寺帳」には8か国、その他の資料から多くの
国分寺が西大寺の末寺であったと推定できるが、現在
西大寺と関係を持つのは、「伊予国分寺」のみである。


noukyou-西大寺  ●西大寺の納経

●一口メモ/西大寺大茶盛
叡尊が正月の修正会の結願のお礼として献茶をされ、その時に
参拝の民衆にもお茶を振る舞ったことに始まる。
戒律により酒を飲まないので、酒盛りに代わって「茶盛」と称される。
直径30cm以上もある大茶碗にお茶を点て、回し飲みする様子は
ユーモラスで和やかな雰囲気だ。
☆新春大茶盛/1月15日 10:00~16:00
☆春の大茶盛/4月第2日曜日とその前日 9:00~15:30
☆秋の大茶盛/10月第2日曜日 9:00~15:30

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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました