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発心の道場 徳島県の記事一覧

第二十三番札所 医王山 薬王寺 

医王山 薬王寺(いおうざん やくおうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


23薬王子-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/行基
徳島県海部郡美波町奥河内字寺前285-1
二十二番札所から約23km 徒歩約6~7時間
駐車場50台(無料)門の前

亀神3年(726)、聖武天皇の勅願により行基が建立。
23薬王子-本堂26
その後、弘仁6年(815)に弘法大師が平城天皇から
民衆の厄除け祈願寺を開くようにと勅命を受け、
本尊の薬師如来を刻んで安置し、厄除けの根本祈願寺とした。
23薬王子-大師堂26
平城、嵯峨、淳和、鳥羽の各天皇等が厄除け祈願の為、
勅旨を遣わしたほか、後嵯峨天皇が伽藍を再建。
23薬王子-お堂26
藩政時代には蜂須賀家から寺領を賜るなど、多くの信仰を集めた。
嘉禄2年(1226)には土御門上皇が皇居として住まわれたという。
現在でも厄除けの寺として全国から参拝する人が後を絶たない。
23薬王子-大木26
幾度かの火災や兵火などで焼失・再建を繰り返したが、
現在の本堂は明治時代に再建されたもの。
本尊にまつわる伝説が残っている。
文治4年(1188年)の火災の時に本堂等は焼け落ちたが、
本尊は光を放って玉厨子山に飛び去り、本堂が再建され
新しい薬師如来を安置したところ、前の本尊が戻ってきて、
新しい像の後ろに座られたという。
堂内には2体の本尊(非公開)がまつられていて、前と後ろから
お参りするようになっていた。

23薬王寺-鳴門秘帖25
吉川英治の「鳴門秘帖」の舞台に、鳴門とともになった薬王寺
の門前には土産物店が軒を並べ、今も門前町の風情を残し、
全国から訪れる善男善女を出迎えてくれる。

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二十三番札所の納経

☆一口メモ/厄坂
23薬王子-還暦坂26
厄坂は3つあり、女坂33段、男坂42段そして還暦厄坂は61段。
石段の下には薬師本願経を一字ずつ書いた小石が
埋め込まれていて、踏むごとに厄が払われるという。
厄年の石段1段ごと賽銭を置きながら上がっていくのが
習わしとなっている。(一円玉への両替もしてもらえる)

 瑜祇塔(ゆぎとう)
23薬王子-2ゆぎ塔26
真言宗の経典である瑜祇経の教理を形に表わしたもの。
高さ29mの塔。地下は真っ暗な戒壇めぐりに、書画を展示。
1階は弘法大師の一生を著した高野大師行状図画を展示。
2階は展望台に幸せを運ぶという金色の亀が。
見学料は大人100円

厄災消除の鐘
23薬王寺-願い25
真言を唱えながら歳の数だけ鳴らすと、厄災が消えるという
ありがたい鐘。境内にあるので探してみては・・・。

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第二十二番札所 白水山 平等寺 

白水山 平等寺(はくすいざん びょうどうじ)
●本尊/薬師如来
●真言/おん ころころ せんだり まとうぎ そわか


22平等寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県阿南市新野町秋山177
二十一番札所(ロ-プウェイ乗り場)から約12km 徒歩約3時間
駐車場30台(無料)門の前

緑の広がる田園風景の中にある寺で、阿波の難所を打ち終えた
お遍路にとって、一服の清涼剤とも言える寺だ。
二体の赤い仁王像が見守る仁王門には、五色の幕がかかる。
22平等寺-仁王26
延暦11年(792)に弘法大師が開基したといわれるこの寺には
次のような伝説がある。
22平等寺-2本堂26JPG
大師がこの地を訪れた時、空中に五色の端雲がたなびき、
その中に現れた梵字が金色に輝き、薬師如来に姿を変え、
光明が四方に輝いたという。そこで加持水を求めた大師が
杖で井戸を掘ると、乳白色の水が湧き出した。
22平等寺-大師堂26
その霊水に沐浴し、100日間の修行の後に薬師如来像を刻み、
これを本尊として安置されたという。
22平等寺-不動堂26
そして、この乳白色の水によって人々が平等に救済されます
ようにと山号を白水山、寺号を平等寺と改めたと言われている。
22平等寺-天井25
本堂外陣には草花が描かれた天井画が見える。

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二十二番札所の納経

一口メモ/弘法の井戸       
22平等寺-弘法の井戸26
大師が杖で掘ったという井戸。
本堂へ続く男坂の石段登り口左手にあり、どんな日照りにも
枯れることなく、今でもこんこんとわき続けている。
大師が掘った時は乳白色の水だったが、現在では無色透明。
万病に効くという「弘法の霊水」として知られ持ち帰る人も多い。

第二十一番札所 舎心山 太龍寺 

舎心山 太龍寺(しゃしんざん たいりゅうじ)
●本尊/虚空蔵菩薩
●真言/のうぼう あきゃしゃらばや おん ありきゃまり ぼり そわか


21大龍寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/桓武天皇(勅願)
徳島県阿南市加茂町龍山2
二十番札所より約10km 徒歩約2時間30分~3時間30分
ロープウェイ約10分(大人往復2400円)
駐車場200台(無料)ロープウェイ乗り場前

21大龍寺-ロープ26
四国霊場第三の難所だったが、ロープウェイの開通で、標高
約600mの山頂まで10分で行く。
21大龍寺-階段26
桓武天皇の勅願によって開かれ、弘法大師が自ら刻まれた
虚空蔵菩薩が安置されている。
太龍寺は大師が19歳の時に修行を行い、室戸岬と並んで
青年時代の思想形成に、大きな影響を与えた場所だという。
21大龍寺-本堂26
本堂は開創以来、何度かの落雷や火災などで焼失し、現在の
ものは嘉永5年(1852)に、蜂須賀公によって再建されたもの。
21大龍寺-多宝塔26
周囲に老杉が茂る境内には、多宝塔、大師堂、求聞持堂、
護摩堂、六角経蔵などがあり、そのスケールの大きさは
「西の高野」と呼ばれている。
21大龍寺-大師堂26


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二十一番札所の納経

☆一口メモ/龍天井
21太龍寺-龍25
納経所の右隣に建つ持仏堂の廊下の天井には、四条派の
画家竹村松嶺による龍が描かれている。
その姿は、今にも飛び出して来るかのような迫力。

舎心ヶ嶽
21大龍寺-大師像26
ロープウェイから、切り立った岩壁の上に大師の坐像を
見ることが出来る。19歳の時に100日間に渡って修行した地で、
山頂駅からは、徒歩20分ほどで行ける。
その道筋には石仏八十八ヵ所が設けられている。

第二十番札所 霊鷲山 鶴林寺 

霊鷲山 鶴林寺(りょうじゅざん かくりんじ)
●本尊/地蔵菩薩
●真言/おん かかかび さんまえい そわか


20鶴林寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/弘法大師
徳島県勝浦町大字生名字鷲ヶ尾14
十九番札所より約14km 徒歩約4~5時間
駐車場20台(300円)山門前

焼山寺の時にも書いたが「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」
の「お鶴」であり、八十八箇所で二番目に難所とされる。
20鶴林寺-本堂26
延暦17年(798)、桓武天皇の勅願により弘法大師が開基。
大師が修行をされていると、雌雄の鶴が金色の地蔵菩薩を
守護しながら杉の梢に降りてきた。これは一寸五分の像
だったので、大師は三寸の地蔵菩薩を彫刻し、その胎内に
納めたという。
(この地蔵大菩薩は国の重要文化財に指定されている)
20鶴林寺-不動25
この雌雄の白鶴の話から寺号が鶴林寺。また、この山の姿が
インドの霊山に似ていることから霊鷲山と名付けられた。
20鶴林寺-鶴25
境内には二対の鶴がある。一対は仁王門で出迎えてくれる。
深い森の中に立つ仁王門には運慶作と伝えられる仁王像と
木彫りの鶴が立っている。仁王の剛と鶴の柔が好対照をなす。
もう一対は、本堂前にあり高さ3mもの青銅製だ。
本堂左手には、鶴が舞い降りたと伝えられる杉が今も残る。
20鶴林寺-大師堂26
この寺は標高570mの山頂にあり、二十一番札所の
太龍寺と向かい合う位置にあり、山の向こうに見える。

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二十番札所の納経

☆一口メモ/三重塔
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本堂の右手にある三重塔は、
江戸末期の文政6年(1823)に建てられたもので、
各層は、和様、唐様とそれぞれに異なった建築手法が見られる。
江戸末期における代表的建築物で、貴重な三重塔。

第十九番札所 橋池山 立江寺 

橋池山 立江寺(きょうちざん たつえじ)
●本尊/延命地蔵菩薩
●真言/おん かかかび さんまえい そわか


19立江寺-山門26
●宗派/高野山真言宗 ●開基/行基
徳島県小松島市立江町字若松13
十八番札所より約4km 徒歩約1時間15分
駐車場30台(300円)寺の東南側

立江寺は阿波の関所寺。関所寺は四国霊場の中に四ヵ寺あり、
邪悪な心を持つ人や、罪を犯した人には罰が下るといわれている。
19立江寺-全景26
また十八番札所からこの寺までの間に九つの橋があり
不心得者はこれらの橋を渡れないという言い伝えもある。
19立江寺-本堂26
天平19年(747)、聖武天皇の勅願によって、
行基が光明皇后の安産を願い、一寸八分(約6cm)の
金の地蔵菩薩「延命地蔵尊」を掘り、それを本尊として
堂宇を建立したのが始まりといわれている。
19立江寺-大師堂25
その後、弘仁6年(815)弘法大師がこの地を訪れ、自ら六尺
(1.8m)の像を刻み、金の像をその胎内に納めて霊場とした。
19立江寺-白杉26
他の多くの霊場と同じく、天正年間に兵火にあったが、
本尊は奇跡的に難を逃れ、蜂須賀家によって再興。
昭和49年にも火災により本堂などを焼失したが、
本尊はまたも奇跡的に難を逃れた。
19立江寺-地蔵26
行基が光明皇后の安産を祈願して開基したことから、この地蔵は
「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」などと呼ばれ、親しまれている。

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十九番札所の納経

☆一口メモ/怖~いお話!
19立江寺-黒髪26
大師堂の近くにある「黒髪堂」には人間の髪の毛が
付いた鐘の緒が収められている。
江戸時代、愛人と謀り夫を殺害し自害しきれず四国巡礼
始めた二人が、この寺を訪れ本堂で参拝しようとしたところ
髪の毛が逆立ち鐘の緒に巻きあげられた。
女が懺悔すると、黒髪だけが鐘の緒にに残り、かろうじて
命が助かったという。関所寺らしい話であるが怖い!

本堂の天井画         
昭和49年の火災で焼失したが昭和52年に再建。
40名余りの芸術家がかきあげた天井画は金色に輝き見事の一言!

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にこちゃん太王

Author:にこちゃん太王
誰でも行ける!
四国八十八ヵ所霊場巡礼
凸凹カルテットで回りました